2015年の締めくくりと2016年の幕開けに7泊8日、豪華客船パシフィックびぃなすでの「びぃなすニューイヤークルーズ」(日本クルーズ客船株式会社)に参加してきました。
飛行機の旅とは違った魅力や体験が満載の船旅。
海に浮かぶ「動くホテル」ならではの、コンパクトなスペースに凝縮された必要十分で快適な生活のための設備をご紹介します。
[say name=”ヨナガ” img=”https://whitesocks.jp/wp-content/themes/sango-theme-poripu/img/icon-gorin.png”]一緒にクルーズした気分で楽しんでいただけたら嬉しいです。[/say]
旅のはじまりは、横浜港大さん橋国際客船ターミナルからスタート
どんな旅であっても、旅のはじまりって「ワクワク」しますよね。
まだ、クリスマスムードの横浜港大さん橋国際客船ターミナルで乗船の手続きです。
海外航路の場合は乗船時に『出国審査』があります
空港の国際線ターミナルの雰囲気と比較すると、非常に落ち着いた雰囲気なので「そもそも手続き自体をどのカウンターですれば良いかわからない」なんて事態になることはありませんね。
今回のクルーズは海外(台湾)に出るので、当然パスポートも必要なのと出国審査があるので、出航の2時間前から乗船手続きでした。
[say name=”ヨナガ” img=”https://whitesocks.jp/wp-content/themes/sango-theme-poripu/img/icon-gorin.png”]出発からつまづかないように、『早めの行動が重要』です。[/say]
ぱしふぃっくびいなすのスタンダードルームってどんな感じか?!
通常は2人以上でツアーに参加することが多いのですが、今回は定員3名の客室を独り占めさせていただきます。
豪華客船の客室ってどんな感じ?
まずはベッドからご紹介していきましょう。
乗船したら部屋へと。スタンダードな客室ながら快適なスペースです
シングルサイズながら2台のベッドとソファーはエキストラベッドとして使えるので定員は3名というのがスタンダードルームの設定になっています。
船内にはラウンジやシアターなどの公共スペースが広々と充実しているので、3名で参加しても寝室として考えれば十分な広さのスペースだと思います。
3名利用時はエキストラベッドで
通常のツアー旅行と同じように、2名で参加するより、3名で参加した方が旅費はお安くなります。
ひとりで使うには十分すぎる感じもするお部屋です。
デスク周りはビジネスホテル風
デスク周りは、ランプも設備されているので読書や書き物(当然、航海中は多少揺れますが…)、パソコンでの原稿書きにも不自由しないですね。コンセントも確保されているので充電にも困りませんよ。
小さな冷蔵庫はミニバーになっていて、グラスや電気ポットなども設置されています。
パブリックスペースや船内のバーでなくても部屋飲みが可能です。
ベッドメイクの際に、毎日ひとり人2本分ずつミネラルウォーターが補充されるのですが、お部屋係のスタッフに言えば追加でおかわり自由することが可能ですよ。
洗面スペースはコンパクトな3点式ユニットバス風
洗面スペースもユニット式ながら、大きな鏡が備え付けられていますし、アメニティグッズも大変充実しています。
海上では真水が貴重なのでバスタブはありません。
シャワースペースのみです。
「ゆったり湯船につかりたい」という方は、船内に大浴場があるのでそちらを利用することで満足できると思います。
収納スペースはとても充実
[yoko2 responsive][cell][/cell][cell]コンパクトにレイアウトされた船室ですが、非常に収納スペースは充実しています。
物件探しに例えるなら、
不動産会社「イチオシの収納充実物件のお部屋になりまーす!」
…といった感じでしょうか。[/cell][/yoko2]
船旅は、長い場合は数ヶ月に及ぶコースもあるので、大量の荷物になっても収納に困らないようにするため、たっぷりと収納スペースが設けられています。
ドレスコードが決められている日があったり、ダンスホールでのダンスなど社交的イベントもあるので、トレーナー上下だけで参加…とはいかない世界です。
[say name=”ヨナガ” img=”https://whitesocks.jp/wp-content/themes/sango-theme-poripu/img/icon-gorin.png”]こうして、お部屋だけ見ていると、海に浮かぶ船の中だということを忘れそうになりますね。[/say]
そう、海の上を走るホテル…だから避難訓練あります!
古くはタイタニック号、近年では韓国のセォウル号の事故なんかもありましたよね…。
万全の安全対策がされているから安心とはいえ、万が一の有事の際に備えて避難訓練があります。部屋のクローゼットに備え付けの救命胴衣を着用して、いざ参加です。
救命胴衣にはいくつかある避難船の番号なども記されています。
部屋を出ると各フロアを担当するスタッフが立っていて、避難船までの経路を指示してくれているので、階段を使って指示に従うようにしましょう。10分ほどで終了するものの、乗船して最初のイベントです。
*あくまで訓練だけで実践する機会がないことを祈りつつw
ともかく船旅は食事が充実なんです
さて、避難訓練の後はお楽しみ。お食事の時間です。
そうですね…アメとムチみたいな。
まだ出航していないのにランチをいただきました。ちらし寿司をメインに和食ですね。
船旅はともかく食事が充実していて、基本的にはアルコール類と一部のソフトドリンクと寄港した際の一部のオプションツアー以外の食事はすべて旅行代金に含まれているので、安心してグルメを堪能するだけですよ。
旅のはじまりを一気に盛り上げる「セイルアウェイ」
そうです、そうです。
船旅といったら『セイルアウェイ』。
映画などで船のデッキから紙テープを投げてその片方を恋人が持って〜みたいな「あのシーン」ですよ。
ロマンチックであったり、時に別れの切ないシーンとしても登場するやつです。
船旅にはシャンパンが似合う…何か勝手なイメージですが。
大むかしは、家族や恋人が船旅に出るというのは本当に命がけであったワケで、見送る方もさぞかし心が裂けんばかりの思いだったことでしょう。
13:00斯くして、無事に出航。旅のはじまりとなりました。
航海1時間、まさか!?いきなり航海中止のハプニング
僕はぱしふぃっくびいなすでの船旅は5回目でしたが、今回、初めて遭遇したハプニングがありました。
もう何十回も船旅をされている方や年間の大半を船旅されてる方もおりまして、ロビーやラウンジでは船での再会をされている旅好きな方の話し声なども多く聞かれます。
また、パブリックスペースや自室のテレビ(日本近海を航行中はCS・BS放送が受信できる)では、船首のカメラの映像やGPSで船のいる位置情報が放映されています。
そんな雰囲気の中、出航から1時間ほど経ったころ船長からの館内放送がありあました。
船長:横浜港出航時に強風に煽られて、船体が岸壁に接触したため、本船は一旦横浜港近郊まで戻り海上保安庁ならびに管轄官庁による安全点検を受けます。
客:えー?
客:出航するときガガガガガッって音がしたからおかしいと思ったんだ…
…海上保安庁からの指示で、東京湾を再び横浜港へ戻ることになりました。
しばらくすると海上保安庁の船が来て、職員による船体の安全確認が行われ、さらにしばらく待つと管轄官庁による航海再開のための点検みたいなことがあったようです。
こうした手順は人命を守るために法律で厳格に定められているんですって。
横浜港付近まで戻る時間とこれらの点検作業で2時間半くらいでしょうか足止めというハプニングになりましたが、幸い航海再開においての一切の支障がないと判断されて17:15くらいに動き出しました。
一瞬「え?もしかしてこのままクルーズが中止ってことにもなるの?」と不安にもなりましたが、ひと安心です。
クリスマスディナーを堪能しながら最初の夜を迎えてました
夕食会場でも昼間のハプニングについて話題にもなっていましたが、一同、問題なく再開されたクルーズを喜び楽しんでいる様子でした。
クリスマスということで、デザートには「Merry Christmas」と書かれたチョコレートプレートも付いてクリスマスムードを高めてくれる料理長の心遣いが感じられました。
食後には、会場を変えてアートクラブバンドによる「ジャズコンサート」を鑑賞して時間を過ごすことにしました。スタンダードジャズを中心にクリスマスソングもあってムーディーでしたよ。
そうそう、この日は数十年ぶりにクリスマスと満月が重なったというロマンチックな一夜でしたね。皆さんもどこかで素敵なパートナーとロマンチックな夜を過ごしましたか!?
[say name=”ヨナガ” img=”https://whitesocks.jp/wp-content/themes/sango-theme-poripu/img/icon-gorin.png”]こうしてスタートした船旅。一路、神戸港を目指します。[/say]
さて、ここまでは今回の7泊8日のクルーズ初日の様子をレポートしてきました。
出航のハプニングがあったので、明日の神戸港への到着は予定より2時間遅れの14:00。
それまでは部屋で読書したりCS・BS放送されている映画も楽しみながら過ごすことにしましょう。
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