地方で過ごした中学時代を振り返ると、「そうそう、学校指定靴ってあった!」と懐かしく思い出しました。どーも、白ソックス系男子(@whitesocksjp)です。
で、購入してしまいました、【MoonStar ジャガー Σ(シグマ)】というスニーカー。
東京暮らしの中で店頭で見かける機会がなかったので、すっかり絶滅…つまり廃盤になっていたかと思いきや?!
ところがどっこい!

これが現代的にカッコいい進化を遂げていたり、アウトドアを楽しむ人に支持される機能性があったりして驚くこととなったので、再注目したいおしゃれアイテムとしてお届けしましょう。
あえてローテクとムダを削ぎ落としたデザインとシルエット
ジャガーΣシリーズは、まだ「NIKE AIR MAX ’95」などに代表されるスニーカーの銘品が誕生するもっと前、1980年に福岡県にある「MoonStar(月星・株式会社ムーンスター)」がジョギングシューズとして販売を開始したシリーズ累計販売5,000万足を数える靴。
この記事で紹介する「Σ04」は1982年に誕生したモデルで、マジックテープ仕様の「Σ03」と共に現在でも販売されています。
そして、中学の校則に「学校指定靴」という文化があった頃に青春時代を過ごした世代にとっては、一足どころか身体の成長に合わせて二足・三足は履いた経験があるのではないでしょうか?

大人になるにつれて、様々なハイテクスニーカーやブランド靴を履いてきたいまだからこそ、改めて手にしてみると、とてもミニマリズムなデザインとシルエットを再発見することができます。

もしかすると靴デザインの「ミニマリズム」の走りだったのかも?!ジョギングシューズだけに!
カッコいい進化を遂げたシリーズとWネーム

シンプルでレトロな趣のオリジナルのシグマですが、知らないところでカッコいい進化を遂げたシリーズやWネームの仲間が増えていました。
大人のオフシーンに溶け込むコーデとさりげない青春時代の思い出をファッションスタイルに取り入れたい人は要チェックです。
4色展開の【SCHOOLER】シリーズ
オリジナルの「Σ04」のデザインはそのままに、素材やカラーリングを一新させた「SK SIGMA」。
カラーは、ナチュラル・ネイビー・グレー・マスタードの4色展開で、素材もオリジナルの合皮からキャンバス素材にカスタマイズされています。
knot WEAR THE MEMORIES

白ソックス系男子の故郷、静岡市にあるアンティーク・ユーズドからデザイナーの新作まで「とき」を意識した生活雑貨店とのコラボモデル。
ローテクっぽいのに滑りにくい靴底の機能性
靴底(ソール)部分もシンプルを貫いているように見えますが…

発泡ウレタン素材が使われています。
これが、濡れた路面などにも滑りにくい機能性があることで、沢登りを趣味にしている人たちから支持されているそうなのです。

ジャガーΣの最も大きな特長であるソールは、軽量だけでなく、「高分子化学の高度な技術で開発された発泡ウレタンソールは、ショックの吸収性が強く、ソールのフレア形状は衝撃を靴底の両サイドへ消散する効果とともに安定性が極めて大きい。」と発売当時の資料にある。
Vol.1 JAGUARΣ|懐かしゅーずギャラリー|MoonStar
確かに学生時代は、この靴で運動会で走ったりサッカーもしていたわけで、見た目では気づかない機能性の恩恵を受けていたってことなんだなぁ。21世紀生まれの世代にとっての「瞬足」ってトコでしょうか。
MoonStar ジャガーΣ×白ソックスコーデ
実際に履いてみました。
ほんのりオフホワイトな色味ですね。



型番に「CL」があるかないかで、一部のパーツの素材感が若干異なります。
驚くほど軽い!片足175グラム
特筆すべきは、その軽さです。
左右合わせても500mlのペットボトルよりも軽い!

フットワークも軽やかになって、中学生の頃のようにめちゃくちゃ速く走れそうな気分になりますよ。
でも、実際試したら、足をくじいたりするから無謀なことには挑戦しないですけど。
まとめ:ガシガシ履いて、他のシリーズも欲しくなる…

昭和生まれのロングセラーシューズ。
こうして見てくると、あなたもコレクションしたくなりません?
次にコレクションするなら2018年に誕生した「schoolerシリーズ」をコレクションしたくなるなぁ…と。
がっ、しかし!
あなたもご存知の通り、学生時代の毎日の登下校や体育でヘビロテにもへこたれずに耐えてきた非常に丈夫で長持ちする靴なのです。
よって、自分は当面、手にしたばかりのオリジナル【ジャガーシグマ】を愛でたいと思います。今日の一足は超ド定番のレイルロードです。
もし、あなたがコレクションしたら教えてくださいねw